避難所運営疑似体験を実施して

 日本赤十字広島看護大学 渡邊智恵

 日本赤十字広島看護大学では、災害看護学Ⅱ(選択)で避難所運営疑似体験を実施しています。4年生前期に災害看護学Ⅰ(必修)を学んだうえで4年生後期の災害看護学Ⅱを受講します。

 広島市で震度6強の地震が発生したという想定で、大学に避難者が入り受け入れをしていきます。段ボールや机等を活用して避難所で必要となる受付や救護所を設営して、避難者を受け入れていきます。避難者役(ペットを連れてくる高齢者、糖尿病の高齢者、手の骨折をした若者、麻疹の子どもを連れた母親、メンタルな問題を抱えた人等)に扮した学生が、家族や隣近所の人やペットを心配して避難所内を動き回ります。また、途中でライフラインが途絶し、真っ暗な体育館の中で水も使えない状況になります。ヘッドライドを使いながら対応していきますが、震えている人に対して寄り添い、ライトの当て方等に配慮しながら数時間を過ごします。この中で情報管理が一番の課題となり、振り返りの中で本部と実働部隊との連携をどのようにしていくのが良いのか、避難所のマネジメントはどうするのか、避難所という生活環境の質の確保をどうするのか、自らの安全をどのように維持するのか等について学びを深めました。救護服を広島県支部に借りて行うため、赤十字の組織の一員としての認識も深まりました。

 学生時代には体験ができない災害時の看護について、こうした演習を通して、より実践的な学びを得て、卒業後に生かしていってもらいたいと願っています。

 001 002
  避難所の設営中  受付をしているところ
 003  004
メディアが避難所に!  避難してきた人たちに対応



Message

会員数:2017年12月末現在

名誉会員:4名
(うち2名は物故会員)
個人会員:1,469名
組織会員:39組織
賛助会員:6組織

Link